生活 PR

年越しそばの話

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

忙しく過ごした年の暮れ、毎年おいしいおそばを食べて一年を締めくくる方も多いことと思います。
そばをすすりながら、「ああ、今年も終わってしまうんだな」と、少し厳かな気持ちに浸るのも心地いいものです。

筆者の場合、例年は大晦日の夜に紅白歌合戦を見ながらスーパーで買ったそばを茹で、温かいものをいただいていました。すでにほろ酔い加減の場合が多く、年が明けてからら繰り出す初詣に出かける前に、小腹を満たしておく意味合いもあり、23時ごろにいただくことが多かったと思います。
乾麺を使うこともありますが、通常は生麵を使い、天ぷら、ほうれん草、かまぼこ、ねぎ、ゆず皮等のオーソドックスなトッピングです。

毎年自宅で食べるの筆者でしたが、2022年の年末は生まれて初めてお店で食べてみました。
買い物に行くついでになんとなくネットで見つけた比較的近所のおそば屋さんなのですが、お店自体初めての入店です。

温かい天ぷらそばを注文しました。
すっごく美味しいかったです。お店の雰囲気もよく、お店の方の感じも良かったです。

お店で食べるのもいいものですね。

そんな2022年の年越しそばでしたが、ネットでお店を探しているときに目に入った情報によると、食べるタイミングや使う食材には様々あるようですね。大晦日になんとなくある意味儀礼的に食べていた年越しそばですが、この際少し情報をまとめてみたいと思います。

なぜ大晦日にそばなのか

年を越すときに食べるのが年越しそばなので、大晦日(12月31日)に食べるのは当たり前なのですが、なぜ大晦日にそばを食べるようになったのでしょうか。

そばは縁起もの

そばは縁起がいい食べ物とされてきたようです。新しい年を迎えるにあたり、様々な願いを込めて年越しそばを食べてきたようです。

・そばは細くて長いため、寿命や幸福が延びるよう
・そばは切れやすいため、一年の災いを断ち切るよう
・そばは打たれ強い植物のため、生命力に縁起を担ぎ、健康を願って
…etc.

そばはお手軽

比較的手軽に食べられるそばは(もちろん、自分で粉からそば打ちをするとかなり大変ですが)、年末の忙しいときに有難く、毎年の習わしとして定着したようです。

うどんじゃダメなの?

年越しにうどんを食べる地域もあるようですが、そばが一般的です。「一年の災いを断ち切る」という意味からすると、うどんよりもそばの方がイメージが合いやすいと言えるようです。

また、そばは多くの場合、秋(10~11月)に収穫されるため、年末の時期においしい新そばを食べることができるというのも、年越しそばの定着に影響したのかもしれません。

 

食べるタイミング

大晦日に食べる年越しそばですが、食べる時間帯に決まりがあるわけではなく、何時に食べてもいいようです。大晦日の夕飯として食べたり、夕飯の後に食べるのが一般的だと思います。

「一年の災いを断ち切る」という意味合いを持つ年越しそばですので、年を跨いで食べるのは縁起が悪くお勧めできないという説があるようでですので、気になる方は年内に食べ終わるようにしましょう。

地域によっては、年を跨ぎながら食べたり、年が明けてから食べるところもあるようですので、あまり気にする必要はないのかもしれません。