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レンタルサーバーで運用中の企業WEBサイト~co.jpを移管する話①

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このブログサイトをConoHa WINGで立ち上げたのをきっかけに、所属会社で使っているレンタルサーバーについて見直したところ、乗り換えた方がメリットが大きいとの判断にいたり、移管することに決めました。

サーバーの移管は初めての経験なので、やり慣れない事務手続や技術的に勉強になったこと等が多々ありそうなので、備忘録的に記録して行こうと思います。

現行(移管前)の状況

まずは現状を整理します

現在の企業契約サーバーは、かれこれ約20年前に契約したA社のレンタルサーバーで、ドメイン(~cojp)の管理もA社に委託してきました。私を含め、従業員のメールサーバーとしても使用しています。

メールは日々それなりの数稼働していますが、これまでに目立った障害や不具合もなく利用できて来たと思います。

所属企業のWEBサイト(ホームページ)は数年に一度全面リニューアルをしてきましたが、現在はwordpresssで自作したものを設置しています。
ほとんどが固定ページのため、更新することはあまりありません。比較的更新頻度の高い採用関連のページは外部リンクで他求人企業のサイトに飛ばしています。

ここまで書いてきて、特に問題は無さそうな気がしますが、他社のレンタルサーバーを触って比較してみると、色々と気づくことがありました。

料金が高い

現在支払っている金額は、1年につき27,120円です。

サーバー  :20,640円
ドメイン管理: 6,480円
合計:27,120円

約20年前に契約した時から改定があったのかどうかは覚えておりませんが、ほぼ変わることなくこの金額だと思います。

会社の経費としては、そんなにバカ高い金額ではないため、妥当な金額かを気にしたことがなかったです。いやいや、正直に言うと、気にしたことは何度かあります。機能や容量の差を考慮したとしても、他社の金額と比べると3~4割は高いとは感じていました。

ただ、他社サーバーに乗り換えるとなるとそれなりの作業とリスクが発生しますので、そのまま使い続けておりました。

まさかの料金未納問題発生

料金は、A社のホームページで簡単に把握ができるのですが、ふと気になって会社の帳簿を見てみると、なんと昨年の契約更新時の支払い実績が存在しませんでした。

いつから未納なのか?使い続けているけど大丈夫なのか?

不安な感情を抱きながら遡って帳簿を調べると、過去3年(3回)の更新について、料金を支払っていないようでした。

料金は口座自動引き落としです。更新は1年毎の自動更新で、更新前に確認メールが毎年送られてきていたのですが、この3年間はそのメールも送られてきた形跡がありません。

料金は未納状態ですが、こちらには料金請求メール等、連絡はありませんでした。こちらが気付いてなかっただけかも知れませんがなかったと思います。

サーバーやドメインが普通に使えているので、きちんと更新はされている模様です。ドメインのwhois情報でも更新されているのを確認出来ました。何とも不思議です。

早速、A社サポートに状況確認を連絡し、3回分の更新料金の請求がメールで送られてきたので、即支払いました。

・なぜ口座引き落としがされなかったのか
・なぜ自動更新時の事前メールが送られてこなかったのか
・なぜ料金未納なのに更新されているのか

疑問はあれど、A社からは理由の説明は一切ありません。問題なく使えているので良しとしています。

PHPが古い

企業ホームページをwordpressで作っているのですが、wordpressをあるバージョンからバージョンアップ出来なくなってしまいました。原因はPHPのバージョンが低いためで、なんとかなるかと調べたところ、A社ではPHPを勝手にバージョンアップ出来ないようでした。

PHPのバージョンが不足すると、wordpress本体だけでなく、追加や更新ができないプラグインも出てきて、結構大変な状況になります。

WEBメールが使いづらい

メールに関しては、仕事用のメールは普段PCでoutlookを使っていて特に不便を感じていませんが、WEBブラウザ上で使えるメーラーを利用することがたまにあります。PCのoutlook上でメールが文字化けになっていたり、添付ファイルが壊れて開けない場合がごくたまにあり、そんなときにWEBメールサイトから閲覧すると、ちゃんと開ける場合があります。

メールが正しく開けない等の非常時に限って使用しています。

ただ、このWEBメールがすごく使いづらい。画面UIもかなり操作しづらいのですが、添付ファイルを付けてメール送信すると高確率で文字化けが発生していました。自社内では数年前に使用禁止にしました。

昨今はスマホのメーラーアプリも十分に使えますのであまり気にしていませんが、せっかくある機能なのにもったいない限りです。

ネット上の悪評

A社をネットで検索すると、かなりひどい評判がたくさん出てきます。正直非常に驚きました。全てを信じるわけではありませんが、これにはかなり参りました。

悪評の多くは、機能、料金、サポート体制への不満なのですが、中には経営者への中傷の書き込みまで見つけることが出来ました。

現行状況のまとめ

現行サーバーの状況をまとめます。

・安定稼働中
・料金が高い
・PHPが古い
・WEBメールが使いづらい
・ネット上の悪評

 

サーバー乗り換えを決意

サーバーの乗り換えは出来ればしたくなかったのですが、機能、料金、サポート体制の全てがあまりに古いままで他社に劣るため、現在のサーバーを使い続けることの方がデメリットが大きいと判断しました。

2023年1月某日、次の更新日2023年3月末を期日として、サーバーを乗り換えることを決意しました。

乗り換え開始

決意したはいいものの、乗り換えの経験はなく、事前知識もほとんどないため、かなり不安があります。不安はありますが、ConoHa WINGには乗り換えのためのノウハウページが詳しく掲載されており、サポートも充実しているように感じられたので、なんとかなりそうな感じです。

ConoHa WINGお乗換えガイド

それでは、乗り換え作業開始です。

段取りと予定の整理

やらなくてはいけないことは結構多いです。現時点で見えている予定作業はざっと下記の通りなのですが、基本的にConoHa WINGお乗換えガイドの通りに作業していきます。

  1. 移管先サーバーの新規契約
  2. 移管元に解約申請(現契約の満了日まで)
  3. ドメインの移管申請
  4. WEBサイト(ホームページ)の移管
  5. メールの移管
  6. ドメインのネームサーバー変更

移管先サーバー新規契約

当ブログでもお世話になっているConoHa WINGに追加で契約申し込みをしました。当ブログを開設するときに一度やっていることなので、すんなりいけました。

企業のホームページを設置するサーバーなので、短期間で契約を終了することは考えられないということもあり、契約期間は最長の3年を選択しました。当然、料金はかなりお得になりました。

続きます

今回はここまでとします。

移管作業の進み具合で、別記事で掲載していく予定です